2012年5月 6日 (日)

Perl用のIDE

IDE(統合開発環境)というと大げさだけど、要はプログラミング支援ソフト。Perl向けのものを2種類ほど試してみた。

Perl_ide

この手のものは今まで使ったことがなかったのだけど、なかなか便利そうだ。いちいち手動でプログラムを実行しなくても、プログラムを書いていくそばからシンタックスをチェックして、問題がありそうなところを赤線で教えてくれる。デバッグの時には、プログラムの実行を任意の場所でいったん止めて、1行1行進めていきながら、変数に格納されている値がどう変わるかを見ることもできる。

今ほどPerlになれていなかった時こそ、こういうのがあったら便利だったろうに。でも、その当時は、目の前のタスクをやっつけるのに精一杯で、IDEとかデバッガの使い方を覚えようなんて余裕がなかった。切羽詰まっているときほど、一歩引いて、広めの視野を持つのが大切ということか。(まぁ当時は、今ほど進んだIDEはなかったのかもしれないけれど)

ともあれ、どちらのIDEも使い物にはなるけど、長い行の折り返し表示や、ファイルを開くときの自動エンコード判定ができる点で、Komodoの方が便利。Komodoは保守なしだと$295。「日曜大工」のための道具としては、そう高くもないかな。

2012年4月21日 (土)

SDカードリーダー

デジカメの写真をSDカードからデスクトップPCに取り込む際に、いちいちUSB接続のカードリーダーを引っ張り出してPCに繋ぐのは面倒。そこで内蔵のカードリーダーを買ってみた。

しかし、1つめに買ったオウルテックのFA507は使い勝手が今一歩。SDカードをプッシュで取り出せるタイプでは無くて、「ガコッ」と差し込んで「ガコッ」と抜くタイプ。正しい角度で差し込んで、正しい方向に力を入れないと抜き差しできない。PCを床置きしてるので、これがちょっと気を遣う作業だった。

Imgp0268

そこでプッシュタイプのミヨシUSR-DOS2にしてみるとすこぶる快適に。まさしく2000円で買える小さな幸せ。なお、スロットには挿入の向きの表示が無いので、少し注意が必要。SDカードのラベル面を下にして差し込む。

2012年2月27日 (月)

SPSSでバブルプロットを作る時のバッド・ノウハウ

メニューから「グラフ」「グラフボードテンプレート選択」と進み、「詳細」タブで「散布図」を選ぶ。「バブル図」ではなく「散布図」を選ぶのがコツ。「散布図」を選んでも「大きさ」のところに変数を指定すればバブルプロットになる。さらに、「散布図」を選んでおくと、作成後にバブルの大きさを調整できる。これが「バブル図」ではなぜか調整できなくて、何か操作を見落としてるのかと結構悩んだが、どうもそういうものらしい。

ちなみにSPSSの散布図は、ドット(バブル)のラベル同士が重ならないようになかなか上手く配置してくれる。Rでもこれくらいうまくラベル配置をしてくれるライブラリが出ると良いのだけれど。

2011年8月20日 (土)

EP-903F - 時代の進歩を感じるインクジェットプリンタ

90年代のインクジェットプリンタというと、とにかくインク詰まりばかりだった。しばらく使わないとすぐに詰まってしまって、延々とクリーニングをして復活したりしなかったり。このインク詰まりが、2006年発売のEPSON PMG-850ではほとんど気にならない状態になっていた。

Ep903f

さらに2010年発売のEP-903Fでは、給紙方法に大きな改善があって、紙を平らにおけるカセットが2段用意されている。A4コピー用紙とハガキ(ないしはL版写真用紙)を同時にセットできるので、用紙入れ替えの頻度が劇的に下がるだろう。しかも、昔の家庭用プリンタのように用紙を立てかけてセットする方式だと、しばらく使わずにいると用紙が丸まって駄目なっていた。用紙を平らにおけるようになったことで、この問題も解消している。

その他にも細々と改良されていて、もとからネットワーク接続に対応しているので複数のPCで共有しやすいし、両面印刷もできるようになっている。FAX機能も便利だ。FAXとプリンタを別に置くと、同じ部屋の中にプリント&スキャン・システムが2つ存在することになる。1つで済むならその方がスマートな気がする。あと、使わないときは開口部にうまく蓋をできるようになっていて、内部にホコリが入りにくいのも良い。プリンタにホコリよけのカバーを掛けていたころが懐かしい。

一方で、あと一歩と思う点は、ADFが両面に対応していないことくらいだろうか。

総じて、10年少々の間に技術と設計思想が大きく進んでいたことを実感できる、良いプリンタだと思う。自分の仕事も、次の10年の間に、これくらい進歩させたいものだ。

2011年8月10日 (水)

Adobe Acrobat X Pro ― 動作が重すぎて使うのが苦痛

Wordへの変換のような滅多に使わない機能が向上したかわりに、あまりに重くて起動に時間がかかるために、日々のPDF閲覧が非常に不便になった。

Acrobat 9で十分だった。というか、すぐに起動してPDFの中身をスイスイ見れたAcrobat 9の方がはるかに良かった。お金返して欲しいとまで思ったソフトは久しぶり。

[9/24追記]
その後あまり問題なく使えるようになったようだ。しかし、インストール後しばらくは本当にひどかった。起動したように見えるのだが、操作できるようになるまでにしばら~く時間がかかるケースが多くて閉講した。

2011年3月 7日 (月)

Mac OS X 10.6.6のX11に東雲フォントをインストール

X11上で動くGUIアプリをPerl/Tkで書いていたのだが、ある日突然フォント描画が汚くなった。Mac OS Xを10.6.2から10.6.6にアップデートしたら、X11用のビットマップフォントが無くなったようだ。無くなったのではなくて、見つけることができなくなったのかもしれないが、とにかく使えない。そこで、このあたりを参考に東雲フォントをインストールしたので、手順をメモ。

まず配布サイトから東雲フォントをダウンロード・解凍して、以下のようにコピーする。(2行目の効果のほどはちょっとよく分からない…)

sudo cp ~/Desktop/shinonome-0.9.11/bdf/*.bdf /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/
sudo /usr/X11R6/bin/mkfontdir /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/

これだけでは上手く行かなかったようなので、「/usr/X11/lib/X11/xinit/xinitrc.d/10-fontdir.sh」に上記パス(/usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/)を加えた。そうすれば、X11で東雲フォントを使えるようになった。

ちなみに、X11のターミナルでxlsfontsコマンドを実行すれば、X11で使えるフォントのリストを確認できる。「-shinonome-gothic-medium-i-normal--0-0-75-75-c-0-iso8859-1」のようなのが表示されればOK。

2011年2月15日 (火)

Xperiaへのカスタムロム導入(CM 6.1.1 v3.2)

XperiaにAndroid 2.2のカスタムロムCynogen 6.1.1 V3.2 [Tweaked with Extras]をインストールしてみた。

手順は、ほぼこちらのページで解説されているとおり。ただし私の環境(docomo公式ロム2.1-update1)ではxRecoveryのみ、(1)マーケットからbusy boxをインストールしてから、(2)xRecoveryの*.apkをダウンロードしてインストールという手順をとる必要があった。

docomo / Sony Ericson公式ロムに比べると、(1)全般的な処理速度が上がって動きがキビキビするようになった。また、(2)Sony Ericson謹製の見た目はちょっとリッチだけど、動きが超絶モッサリで設計も煮詰まっていないアプリを一掃できたことが素晴らしい。例えば電話・電話帳アプリが、Sony Ericson製からAndroid標準になって、すさまじく反応が良くなった。それに公式ロムではパターンロックを解除した後に、スライドロックを解除しなければならないという2度手間も馬鹿馬鹿しかったが、これも解消されている。加えて、(3)機能面での大きな改善として、Flashを使ったWebページを見られるようになった。

一方でデメリットとしては、docomoの保証が無くなるので、自己責任の世界に入ることに注意が必要。より実質的なこととしては、カメラの機能低下がある。顔認識が無くなり、デジタルズームやフラッシュの利用、動画撮影は特定のアプリでしかできなくなる。また動画の解像度とFPSも低下する。その他にバッテリー消費が激しく、SPモードのプッシュ受信が無くなるという話である。ただ、SPモードや動画撮影はまったく使っていなかったし、静止画カメラ関係も個人的にはさして不便を感じない。バッテリー消費もあまり違いが実感できないので、総じて、まぁいいかという所。

HT-03Aに比べれば公式ロムのXperiaでもそこそこ快適だったけど、カスタムロムは次元が違う素晴らしさ。Andoroi携帯を買うなら、カスタムロムが出回る可能性が高い端末、すなわちグローバルに販売されている端末が良さそう。ただし、自分でアレコレいじって改良(?)するのを楽しめる人向きかもしれない。オープンなAndroidを個人的には気に入っているが、たぶんiPhoneの方があまり手間をかけずに便利さ・快適さを得られるかも。

最後に、その後使い始めたアプリのメモ:

  • Picasa tool Pro (Picasaにまとめて写真をアップロード)
  • Vignette (カスタムロムでもデジタルズーム・フラッシュを使えるカメラアプリ)
  • ScanLife Barcode Reader (カスタムロムでもバーコードを読める)
  • Videocam illusion (カスタムロムでも動画を撮れる)
  • SwitchPro Widget (設定変更Widget)
  • Samba Filesharing (AndroidをWindows共有サーバーにしてPCからアクセス・要root)
  • Type Fresh (気軽にフォント交換・要root)

2011年2月13日 (日)

Core 2 Quad Q9650

LGA775マザーで使えるものの中では一番ハイエンドなCPU、Core 2 Quad Q9650(3GHz)を「まだ買えるうちに」と思って約3万円で捕獲。電圧を上げなくても4GHzで動いてくれた。

Q9650cpuz

4GHzにオーバークロックするとCineBench 11.5のスコアはシングルスレッドで1.20、マルチスレッドで4.71になった。Tom's Hardwareのチャートによると、シングルスレッド性能ではCore i7-870または875(2.93GHz)と同等。ただし、Core i7と違ってハイパースレッディングが無いので、マルチスレッド性能では少し不利になって、Core i7-920(2.67GHz)と同等という結果。これから本格的に出回る第二世代のCore i7(Sandy Bridge)には少し差を付けられそうだけど、オーバークロックのおかげで第一世代のi7とは大差なしというところか。

実のところ、これまではCore 2 Duo E8600(3.3Ghz)を4GHzにオーバークロックして使っていたので、シングルスレッドではまったく変化無し。3つ目4つ目のコアが活用されるシーンでのみ速度がアップすることになる。速くなるのはデジタル一眼で撮影したRAW画像の現像や、動画のエンコード、クアッドコア対応ゲームくらいか。あるいは、自分で分析用の並列処理のプログラムを書くとか?! なんにせよ、速度が向上する状況はそれほど多くないだろうなぁ。

一方で、コアの数が2つから4つになったので、温度・ファンの回転数・騒音が少しアップしている。今はわずかなアップだが、夏はちょっとうるさいかもしれない。(1)気にしないことにするか、(2)この騒音を嫌って E8600に戻し、Q9650は使用頻度の低いサブマシンに追いやるか、あるいは(3)12cmファンの大型CPUクーラーを導入して騒音を押さえることにするか。大型CPUクーラーを付けるためには、一度マザーボードを取り外す必要があるのでなかなか面倒くさいんだよなぁ。

さて、どうしたものか…。まだ夏までは間があるから、様子を見つつ、新世代CPUへの乗り換えのタイミングなんかも考えつつ、おいおい決めるとしよう。こうやってアレコレ悩むのがPC自作趣味の楽しい所だから、急ぐこともないかな。

2010年12月23日 (木)

POS Taggerあれこれ (3) Stanford CoreNLP 1.02

Stanford CoreNLPというものが先月リリースされていたことに気がついた。tokenization、sentence splitting、POS tagging、lemmatization、NER、syntactic parsing、coreference resolutionといった処理を一定に引き受けてくれるAll in Oneツールだ。しかもfree(自由)なライセンス。

ここまでは完璧だったのだが、Webで例示しているコマンドラインがUNIX向けで、Windows用に直すのにまず一苦労。JAVAに慣れている人ならば当然のこととしてすぐに分かるのだろうが、以下のように修正しないと起動しない。

java -cp stanford-corenlp-2010-11-12.jar;stanford-corenlp-models-2010-11-06.jar;xom.jar;jgrapht.jar edu.stanford.nlp.pipeline.StanfordCoreNLP -props conf.txt -file input.txt

あと、動詞については確かに基本形(base forms)を出してくれて、ran(過去形)もrun(基本形)に直してくれる。しかし、比較級や最上級の形容詞については、基本形に直してくれないようだ。TreeTaggerだとbetterをgoodに直してくれるのだが、Stanford CoreNLPではbetterのままだ。この当たりは考え方の違いだろうか。

2010年10月30日 (土)

トンデモ本も真っ青?

自分に関係の深いキーワードで定期的にWeb検索をしていると、学術雑誌の電子化の進展を肌で感じられる。日増しに、関係する論文類がヒットするようになっている。知識の共有というか、知識へのアクセスのしやすさというかが向上するのは素晴らしいと思う。

一方でそれだけ人の目にふれやすくなったということだから、こういうことも起こる:

「トンデモ本も真っ青?鹿児島大学准教授の大胆な論文」
http://tanteifile.com/newswatch/2010/10/29_01/index.html

2ちゃんねるでも騒ぎになっているようだ。もしかしたら今年もっとも読者が多かった「学術論文」はこれになるかもしれない。